2010年7月16日金曜日

小中学生連続強姦 容疑の小学校教諭を再逮捕…警視庁

東京・多摩地区で08年11月以降、下校途中の小学生の女児らが体を触られるなどの被害が5件相次いだ事件で、警視庁捜査1課は16日、東京都稲城市立若葉台小教諭、大塚友意(ゆうい)容疑者(29)=相模原市緑区橋本1、住居侵入罪で起訴=を強姦(ごうかん)傷害と住居侵入容疑で再逮捕した。捜査1課によると、容疑を認め「高学年を担当していてストレスがたまっていた」と供述しているという。

 捜査1課によると、大塚容疑者は05年ごろから、文京、足立、中野区や多摩地区、神奈川県で他に十数件の住居侵入やわいせつ事件に関与したとする上申書を提出している。被害者には成人女性も含まれているという。

 逮捕容疑は、今年1月、多摩地区で帰宅途中の中学生の女子生徒を尾行し、自宅アパートに入ったところで、室内に上がり込み性的暴行をしたとしている。大塚容疑者は「自分の身勝手な性欲を満たすためにやってしまった」と供述しているという。

 捜査1課によると、田無署や小平署管内では08年11月以降、帰宅途中の小学生の女児や中学生の女子生徒らが尾行され、わいせつな行為をされる事件が5件発生した。発生現場が近接していることや両親が共働きで留守にしている子供が狙われた共通点から、同一人物による事件とみて捜査していた。

 大塚容疑者は、6月27日午後9時20分ごろ、帰宅途中の東京都八王子市の女性(19)を強姦目的で尾行。女性の自宅アパート敷地内に侵入したところを現行犯逮捕された。その後の調べで、4件のわいせつ事件の現場に残された遺留物が大塚容疑者のDNA型と一致したという。【神澤龍二】

 ◇「仕事熱心だったのに」

 「おとなしくてまじめ。熱心な先生がなぜ」。女児らへの性的暴行事件への関与が疑われている大塚容疑者の教諭仲間は衝撃を受けている。

 大学卒業後、今年3月まで7年勤務した東京都千代田区の小学校では昨年度、6年生の担任だった。同僚だった男性教諭は「クラスには、若い大塚先生を他のクラスの友達に自慢する児童もいたほど」と振り返る。指導教科の中で理科を専門にし、熱心に研究していた。別の男性教諭は「遅くまで残り、実験の準備をしていた。仕事熱心だったのに」と絶句した。

 大塚容疑者は、埼玉大教育学部卒。高校時代から教諭を目指していたという。同大学では空手の同好会に入部し、4年生の時には主将も務めた。当時、空手を指導した男性によると、大塚容疑者は警察官の採用試験にも合格していたが悩んだ末、「夢だった教師の道に進む」と話していた。男性は「やりがいのある職業に二つも合格し、立派だなと思っていたのに」と話す。

 「自分はカゲが薄いんじゃないか」。中学卒業時の文集では、自己否定するような記述の一方で、「でも僕は結構、案外いい人ですよ」「ああ見えてもさびしがり屋」ともつづっていた。高校の同級生は「目立たないうえ、どこか冷めたところがあった」と話した。

2010年7月2日金曜日

夏のボーナスの使い道は「預貯金」、その理由は?

あなたは夏のボーナスが支給されれば、何に使いますか? 住信SBIネット銀行の調査によると「預貯金」(69%)と答えた人が最も多く、次いで「旅行レジャー」(34%)、「物品購入」(31%)、「資産運用」(21%)、「クレジットカードの支払い」(16%)であることが分かった。

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 昨年の調査結果と比較すると、「預貯金」は68%から69%に、「資産運用」は16%から21%にそれぞれ増加。一方「旅行レジャー」(36%→34%)や「物品購入」(33%→31%)といった消費の割合が減少した。この結果について、住信SBIネット銀行は「消費を手控え、そのぶん『預貯金』や『資産運用』に資金が流れたのではないか」と見ている。

 「預貯金」と答えた人に、その理由を聞いたところ「老後の備え」(44%)と答えた人がトップ。このほか「不測の事態への備え」(39%)、「とりあえず預貯金」(27%)、「子どもの教育費」(21%)、「物品購入資金」(20%)と続いた。

●資産運用の内訳

 夏のボーナスの使い道として「資産運用」と答えた人は、どのような運用を考えているのだろうか。最も多かったのは「株式」(60%)、以下「投資信託」(46%)、「外貨預金」(25%)、「FX」(21%)、「債券」(18%)と続いた。1年前の運用先を比較してみると、「株式」(68%→60%)と「投資信託」(49%→46%)が依然として高い水準を保っているものの、その割合は減少。一方で「外貨預金」(21%→25%)と「債券」(12%→18%)を選んだ人の割合がそれぞれ増加した。

 資産運用の内訳を年代別で見てみると、50代では「外貨預金」と答えた人が目立ち、若い年代ほど「FX」を選択する割合が高かった。

 インターネットによる調査で、20~50代の男女1861人が回答した。調査期間は6月14日から6月17日まで。